法然上人を歩く旅から

第1回　誕生寺－津山　16.5km

　平成18年10月9日秋晴れの体育の日、午前11時のJR誕生駅に「法然上人を歩く旅」の参加者36名が集まる。
一行は参加証と地図･行程表･資料（法然上人を歩く旅について）を受け取り､誕生寺からお迎えをいただき、歩いて誕生寺へ。15分で到着。

　ここで、3名が加わり合計39名が本堂に上がり､旅に同行する文殊菩薩を須弥壇に祀り、永観堂の鬼頭執事長を導師に旅の円満成就を祈願する。誕生寺の漆間住職から法然上人のお生まれについての話を聞き、一同は法然上人像に香を手向ける。その後庫裏にて昼食をとり、各自が自己紹介後､本堂前にて記念撮影。いよいよ､12時30分スタート。

　天気､快晴。気温21度。まず｢仰叡の灯｣をめざして、津山線に沿って､北へ向かう。刈り取られた田んぼの畦にコスモスの花が咲き､農家の軒先には柿が実りたわわに下がっている。秋とはいえ､30分も歩けば汗ばんでくる。13時10分、｢仰叡の灯｣に到着。法然上人が比叡山に向かうとき､お母さんと別れた所で､みんなで記念撮影。

　さらに津山街道を北にのぼり､川西で休憩。街道沿いには､ススキ、オミナエシ、野菊などが野に咲き、バッタ、イナゴが飛びかい、岡山の秋を満喫させてくれる。

　佐良山を越え、津山まであと6キロ、皿川に沿って歩き、いよいよ津山の街に入ってくる。山々に囲まれ、城下町の雰囲気をただよわせ、なんとなく古くて新しい町、津山。コースは大きく右にカーブして吉井川沿いの土手を歩く。津山城跡をはるか左に見て、一路JR津山駅へ。午後4時４0分にJR津山駅に到着。

　やりました！ひとりの落後者もなく、無事踏破。みなさん、おめでとうございます！楽しい旅でした。

　なお、次回は12月3日（日）JR津山駅からJR林野まで、１７ｋｍの旅。ご期待ください。（文化部　根来筆）

誕生寺本堂前にて

仰叡の灯にて